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とある布巾のおはなし。

先日、ご門徒の方から手作りの「ふきん」を頂戴しました。 なぁんだ布巾?と思うかもしれませんが、とんでもない! これがとても素敵なデザインで、そこに込められた想いも素晴らしいものでしたので こちらでご紹介したいと思います。



①坂東曲(ばんどうぶし)ふきん

 

「【坂東曲ふきん】は、親鸞聖人が越後へ流罪になる際、荒波に揺れる船の中で一心にお念仏を唱えたという故事「坂東曲(ばんどうぶし)」をイメージした刺し子のふきんになります。 伝統的な刺し子模様「青海波(せいかいは)」に船を浮かべ、お念仏「南無阿弥陀仏」を刺しました。一針一針、親鸞聖人の御法難とご遺徳を忍んで刺しました。」




②二河白道ふきん



「【二河白道ふきん】は善導大師の『観無量寿経疏』にある阿弥陀さまとお釈迦さまが衆生を浄土に渡そうとする信心のたとえ話です。浄土真宗は梵語を使いませんが、限られたスペースで仏さまを表現するために使わせていただきました。阿弥陀さまは右上に、お釈迦さまは左下にいらっしゃいます。お釈迦さまは、衆生を阿弥陀さまの元に行かせるために、若干右寄りになって白道をおあけになっている構図にいたしました。阿弥陀さまとお釈迦さまの衆生を導く連携プレー(俗語ですみません)を思って刺しました。」


とのことです。ちなみにこのかた、刺し子は初心者なので・・・ とのことでしたがそんな風には思えませんよね!? どちらも浄土真宗の教えを表現した、色合いも素敵なデザインです✨ 写真をクリックして、是非拡大表示で見てみてくださ〜い!。 この度は大変素敵なふきんをありがとうございました。 大切に使わせていただきます。合掌。

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