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帰敬式で法名を授かって                 

                           池田寛雄  

 

 11月7日秋晴れの中、三条別院の帰敬式で釋恵寛の法名を授かりました。授名にはご住職様にご尽力頂き深く御礼を申し上げます。

帰敬式では3回おかみそりを頭に当てて頂きました。これは他人より優れていると思う驕り(勝他)。利欲をむさぼり(利養)。世間での評判のための取り繕い(名聞)。をかみそりで断ち切り仏様の弟子にして頂くことの事。これらは日常生活全て思い当たり、なるほど煩悩の元だなと感心しました。

 古くからの超願寺門徒の家に生まれ内仏にお参りし、彼岸/お盆にはお寺にお参りに行くのが当たり前の環境で育った私は、両親同様に帰敬式を受けるものと思っていました。今回背中を押してくれたのは今年7月に、喉に初期のがんが見つかり治療のために2ヵ月入院することになったことです。正信偈を退職したら学びたいと呑気に構えていましたが、有り余る時間が与えられ正信偈を学ぶ機会を頂きました。

学ぶ中で仏様の弟子にして頂きたいとの気持ちが強くなりました。私は東本願寺のホームページの「真宗の教え」で77回にわたる講座で正信偈の基礎を学びました。初心者に理解出来るように真宗の教えを説くと共に、基本的な仏教の知識が付くよう工夫された素晴らしい教材でした。学ぶ時間を頂いた事と素晴らしい教材に出会えた縁に感謝しています。

2ヵ月の治療で病気も治り11月下旬より無事職場復帰を果たす事が出来ました。

再来年超願寺移転400年を記念した法要では正信偈を門徒の皆様と一緒に読みたいと願っています。法要の一環として超願寺の歴史を紐解くとの事ですが、本家の過去帳の序文に「超願寺一大事」と記述があります。これはおそらく明和6年(1769年)の超願寺本堂火災の事を指していると思っていますが、是非確認してみたいです。なにやら病を機会に忙しくなりそうですが、頂いた命に感謝すると共に、病気治療の際に支えてくれた家内に心から感謝しています。

帰敬式誓いの言葉

    帰敬式誓いの言葉を述べて

                                 池田 馨  

 

この度三条別院の帰敬式で釋尼恵香の法名を授かることが出来ました。授名にはご住職様にご尽力頂き深く御礼を申し上げます。代表で誓いの言葉を述べて欲しいとの話があり、無事大役を務める事が出来るか不安でしたが、荘厳な雰囲気の中で無事誓いの言葉を述べる事が出来てほっとしています。誓いの言葉の通り、真宗門徒として内仏/お寺を大切にして行きたいと思います。

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